斎藤茂 (OTTAVA) プロフィール
「minnadetsukuru.com(ミンナデツクル・ドット・コム)」を訪れてくださったTBSラジオ、TBC東北放送,そしてOTTAVAのリスナーの皆様、こんにちは。「みんなでつくる復興コンサート2018」特設サイトにようこそ!
「みんなでつくる復興コンサート」は、東日本大震災発生直後から被災地の各地で“復興コンサート”という慰問演奏会を精力的に行い、音楽の力で被災者に寄り添い、励まし、心の復興を目指す、東北被災地唯一のプロフェッショナル・オーケストラ、仙台フィルハーモニー管弦楽団にエールを送ろう、という演奏会です。
2012年3月に第1回を開催、その後毎年同じ3月に回を重ねてきました。そして、全国のたくさんの音楽ファンの皆さまのご声援によって、7回目の開催が決定しました。
タイトル:「つながる心、つながる力 みんなでつくる復興コンサート2018
supported by KDDI」
開催日:2018年3月10日(土)
会場:仙台市 東北大学百周年記念会館 川内萩ホール
出演:仙台フィルハーモニー管弦楽団
指揮:田中祐子
ゲスト:井上芳雄
プログラム:
(献奏)バッハ:管弦楽組曲第3番から「アリア」
J.シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」序曲
心の瞳/歌:井上芳雄
風のオリヴァストロ/歌:井上芳雄
明日への階段/歌:井上芳雄 合唱:宮城県仙台南高等学校音楽部合唱団
わせねでや/歌:井上芳雄 合唱:宮城県仙台南高等学校音楽部合唱団
ムソルグスキー(ラヴェル編曲):組曲「展覧会の絵」
(アンコール)エルガー:行進曲「威風堂々第1番」(合唱付き)
ご来場いただいた皆様、そして演奏会の成功を祈ってくださった皆様、本当に有難うございました。
おかげさまで「みんなでつくる復興コンサート2018」無事終了することが出来ました。
最後の「威風堂々」を井上芳雄さん、仙台南の合唱団の皆さん、そして超満員のお客様と一緒に歌って、曲が終わった途端、客席の皆様が次々に立ち上がってくださいました。
スタンディング・オベーション!
この光景を見て「喜んでいただけたのだな」、つまりは「うまく行ったのだな」と実感をしました。
実は、私たち司会組は、演奏を客席で聴くことは出来ません。リハーサルの演奏から、これは楽しみだぞ!とは感じていましたが、本番はステージ袖のモニターで聴いているもので、お客様がどう感じておられたのか?実際のところ分からないことも多いのです。
そこで、終演直後から昨日までに届いた、皆様からのご感想をご紹介することで、公演レポートとさせていただきます。(「みんなでつくる」コンサートですからね)
本当にたくさん頂いているので、抜粋でのご紹介となってしまいますが、ご了承ください。
3回目の参加でした。兎に角、”すごかった”の一言です!
井上さんと田中さん、お二人の演奏は勿論すごかったのですが、想像をはるかに超える、お二人のパフォーマンスの質の高さに、度肝を抜かれました!
”わせねでや”、仙台南高校の皆さんの歌声にいつも涙を誘われてしまいます。
そして、メインの展覧会の絵、田中さんの指揮ぶりを直接拝見出来たのは初めてですが、
それにしても正に”渾身”の、と呼ぶにふさわしい指揮を堪能できましたし、何と言っても今回は 仙台フィルの皆さんの”音色”が全く違って聴こえて来ました。
そして、更には今まで聴き慣れた”展覧会の絵”では無く、全く違った音楽にも聴こえ、感動で全身が包まれる思いでした。
素晴らしかった!最後は自然とスタンディングオベーションの波に飲み込まれました!
来年も是非とも参加させて頂きます。
(ミラネーゼさん)
「みんなでつくる復興コンサート 2018」に今年も参加して、リスナーの皆様とは1年振りにお会いして親睦をかさねることが出来てとても喜んでます。
7年振りとは言え、まだまだ復興が進んでいない状況を目のあたりにして、辛い気持ちで胸が熱くなりました。東北の皆様には、大変でしょうが、頑張ってもらいたい。私どもも微力ながら応援を続けたいです。
仙台フィル、2~3のミス演奏もありましたが、「展覧会の絵」は見事な演奏でした。
ラベルの編曲だからこそ、あの圧巻を感じました。小柄な田中さんの、モダンバレリーナのような指揮ぶりに、涙がでるのをこらえきれませんでした。良かったです。
(立川の江藤さん)
優しさに溢れるバッハのアリア。続いて喜歌劇『こうもり』序曲。キレッキレのかっこいい指揮の田中祐子さんにうっとりでした。
井上芳雄さんの歌声に癒され、仙台南高校のみなさんの力強い合唱は心を鷲掴みでした。
仙台フィルの素晴らしい展覧会の絵が終わり、感動で大興奮!!!二階客席最後尾でお友達と3人でスタンディング。手を振るやらバンザイするやら…いっぱいの拍手で感謝と喜びを伝える事が今年も出来ました。
(さんさんスーさん)
今年は、例年に無い観衆の雰囲気で楽しましていただきました。これは、仙台フィルの皆さん、田中祐子さん、井上芳雄さん、そして仙台南の合唱団の皆さんを贔屓にしてる方々の心が一つになった、つまりは「つながる心」がもたらした結果だと思います。
前半プログラムは、どの曲も甲乙つけがたいのですが、強いて言えば、井上芳雄さんと仙台南高等学校音楽部合唱団さんコラボの「わせねでや」。例年このコンサートではゲストの方々が必ずお歌いになりましたが、私的には今年の井上芳雄さんがダントツの1番です。
特に「わせねでや 友よ 故郷~♪」の部分には、「ぐっとこみ上げる」ものがありました。
あ、それと曲間の田中祐子さんと井上芳雄さんのトーク。
いや~、絶妙な駆け引き大変楽しかったです!
後半メインプログラムの組曲「展覧会の絵」、指揮者の田中裕子さん、言い方が悪いですが女性らしからぬ「男前な解釈」。しかも、「そこはそう来るのかよ」とか、「え!そう来たか」などの捻りつきで。いや~まさに「ブラボー!」な指揮でした。
私的にはある意味「そういう解釈もあるのか!」と「目からうろこな」事ばかりでしたが・・・。とにかく、大変楽しく聞かせていただきました。あそれと、指揮台でもう一台の楽器(マエストロの唸り声)も聞き逃さなかった事を付け加えておきます(笑)
最後は出演者、観客ともども歌うエルガーの威風堂々第一番。
やはり、仙台で何度歌ってもがやっぱり心にしみますね。
次は、ツアーの皆さんと行きました閖上地区見学、震災機構荒浜小学校(慰霊黙祷)。
防波堤ができ、盛り土などをし、街づくりは着々と進んでおりました。
しかし、人の住んでいる感じはまだ少なく、7年たっても女川や南三陸と比べ、ここだけ取り残されているなと感じました。
そんな中、「震災機構荒浜小学校」で黙祷の後に行われた、【HOPE FOR project 2018】なんでも、「荒浜小学校卒業生、七郷小中学校卒業生」を中心に運営されているとのこと。時間の都合で私たちツアー組は午後3時15分に校庭で行わました風船リリース参加のみでしたが、とかく重くなりがちなこの日、会場にいらっした皆さんが笑顔で風船を見送っていたことがとても印象的でした。若い力で前向きに進んでいこうという気持ちが伝わりとても勇気づけられました。
(かずとさん)
二年ぶり二回目の仙台訪問が叶いました。コンサートもツアーも楽しく参加しました。企画運営に携わられた全ての皆様に感謝します。
不良リスナーの私は夜会(リスナーのオフ会のこと)情報をすっかり聞き逃していて、多くの皆様の後押しによりドタ参(土壇場参加)させていただきました。
結果、行って良かった(о´∀`о)
コンサートの直後であり、翌日の追悼式での演奏もあるなか参加された仙台フィルの皆様とお話しできて。本当に良かった。
ビオラの御供さんがお茶この話をされた時「被災者より先に私たちが泣いてはダメなんですよ。被災者の方が泣けなくなっちゃうから。」と言われ確かにそうだよなと思いました。ただ、私は被災地に想いを馳せると涙がこみ上げます。被災地で私が涙を流すことはおこがましいし、何も出来ることは無いと分かっているのですが…。
だけど、続けてこうも言ってくださいました。「皆さんが応援してくださっていること、お伝えしてますよ。」
救われました。このコンサートを通じて、仙台フィルの活動の一助となれれば嬉しいな。
(島根のいづもんさん)
「あなたの夢をかなえます」というTV番組の企画に当選したんじゃないかと錯覚を覚えながら、不思議な気持ちになりながら、すごしてきました。ゲストや指揮者が決まり、聴きたかった展覧会の絵、大曲が決まり、夢のような企画が通っていくことが、うれしい反面、違う方向に進むことを望んでいた方には、申し訳ないなぁと思っていました。
ですが、本当にすばらしいコンサートを作っていただきましてありがとうございました。ふと、OTTAVAを知らなかったならば、私は井上芳雄さんが仙台フィルと共演するからと、今回、はじめて仙台フィルの演奏を聞きに仙台へきていたのかもしれません。
ゲストのファンとして参加していたかもしれません。
ご縁があって、リスナーとして作る段階から参加し、7回目のコンサートを聴くことができました。また来年も、回数を重ねていくことが出来るといいなぁと思います。
(パン子さん)
2015年のコンサート参加以来久々となる仙台旅行でした。
普段なかなか番組を聴けず、復興コンサートのコーナーもチェック出来ずでどうなるかと思いましたが、今年は本当に参加出来てよかったと思わずにいられません。
予習も出来ず素の状態でコンサート当日を迎えましたが、かえって初めて聴く方と同じような感覚で、感動が大きかった。ラストの威風堂々が終わって、気付いたらスタンディングオベーション!!
両手が真っ赤になるほど拍手しまくりでした。
会場が一体となり、ある意味ものすごい思い、熱気が渦となり巻き上がっていくのを感じた、そんな時間でした。仙台南高校合唱団の皆さんや井上芳雄さんと一緒に歌い上げた威風堂々、一生忘れられない思い出になりました。
音楽は心の栄養と言いますが、本当に私も元気いただきましたし、同じ会場におられたお客様も同じ感動を味合われたのではないかと。
来年もまた、ぜひコンサートに参加させていただきたいと思います!
目指しましょう、10回開催!
(チャーママさん)
クラシックのコンサートとしてはすごい盛り上がりでしたね。
本物のマエストロはカッコ良かったです。
仙台で、久しぶりに弟に会いました。
翌日、「会えなくなった人に電話でお話してみましょう」の電話ボックス、
「会えなくなった人に思い出のメッセージを送りましょう」のポスト、
本気で目が痛くなりました(荒浜小学校の近くにあった電話ボックスとポストです)。
(アズキ色さん)
マエストロ田中さんの印象が強烈でしたが(笑)それ以上に、渾身の演奏の「展覧会の絵」素晴らしかったです。仙台フィルの皆さんありがとうございました。
そして今年も、ツアーで被災地を回りましたが閖上地区を後にしたバスの中で、斎藤さんが話された「震災直後に来たときには、家の基礎だけが残っていて家が流されたというのを強く感じたけど、それが何もなくなってしまってきれいになっています」という言葉に、複雑な気持ちになってしまいそれを、素直に喜べる時が早く来ればいいなと思いました。
私達夫婦が、仙台に行っても特別、何の力にもならない気もしますが、でも「来てくれてありがとう」と言ってくださる方がおられるのですからそれだけでいいと思ってます
来年もまた、8回目のコンサートが開かれることを願っています。
(コニストンさん)
みんなでつくる復興コンサートすごく楽しめました、井上さん田中さんの漫才?
サンドウィッチマンと同じくらい良かったです。また来年も行きたいです。
(yuko12222さん)
3/10の復興コンサート、とても良かったです!
ニュースで一部その模様が放送されたのですが、全部の放送の予定はないのでしょうか?
(ユリアキさん)
(ごめんなさい。放送の予定は今のところありません)
例年以上にコンサートが盛り上がったように感じたのは、きっと私だけではないはず。
指揮者の田中裕子さん、ゲストの井上芳雄さんは笑いを取るセンスも抜群で、一流人は何でも達者にこなされるわ~と感心してしまいました。
個人的には昨年リクエストを出した「こうもり序曲」を仙台フィルの演奏で聴け大感激!
初めから終わりまで鳥肌が立ちっぱなし。この曲だけでブラボー!と叫びそうになるくらい。
コンサートが終わった後、直ぐにはその場を去りたくなくて、しばらく座席に座りステージを眺めていました。
今年はツアーではなく個人で仙台を訪れたので、二日目は一人で仙台の街をあちこち気ままに見てまわり、辿り着いた青葉区の献花台で手を合わせることが出来ました。
もう7年、まだ7年。何もお役には立てていませんが、あの日のことはずっと忘れずに、また笑顔で仙台を訪れたいと思っています。
仙台フィルのみなさん、ありがとうございました。
(つむりんさん)
まず、献奏のテンポが思いのほか早かったこと。
しめやかな祈りとともに、前を向いていこうという意思が表れているようにも感じました。
序曲にふさわしい「こうもり」のキレの良さ、井上芳雄さんの気品と温かみに満ちた歌声、活き活きと色彩感あふれる「展覧会の絵」。全てが最高でした。
会場を揺らす拍手のなか、仙台フィルの皆さんの方を向いてステージにひざまづく井上さんの姿にも心を打たれました。
そして、小曽根真さんが 協奏曲を弾いたあと、いつもピアノの蓋をしめることを思い出したのです。もちろん、聴衆からオーケストラが見えるように、です。
小曽根さんと同じく、共演者へのリスペクト、感謝、コンサートに参加した喜び、そんな思いを井上さんが自然に表したのだと思います。
「特別な曲になった」という「わせねでや」。
仙台南高校 合唱部の皆さんと井上さんのアカペラを入れたのは、田中さんと井上さんのアイディアなのだそうです。本当に大切な時間を作ろうと考えてくださったことが分かります。
翌日の閖上訪問についても少しだけ。
あまりに広い範囲を見渡せてしまう閖上の町に言葉を失い、海岸から海を眺め、荒浜小学校での一昼夜を出来る限り想像しながら祈りを捧げ、希望を託した風船を空へと放ったこと。忘れてはいけない経験です。
今回は仙台バスのガイドさんが「語り部」になってくださったことも、心に深く刺さりました。
多賀城市にお住まいで、被災され避難生活を余儀なくされたこと。当時 中学生で、成人された息子さんの態度の変化。厳しい内容を、時にユーモアも交えながら、事実としてきっちり伝えてくださるガイドさんのお話を、手を合わせるような思いで聴きました。
復興どころか復旧もまだまだ、という現実に、仙台フィルの皆さんのたゆまない支援は、ますます必要になっているのだと、肌で感じて帰って来ました。
とりあえず私にも今すぐに出来るのは、いつも仙台フィルに感謝と応援の気持ちを持ち続けること、ですね。
(evergreenさん)
コンサートで井上芳雄さんと宮城県仙台南高校合唱部が歌った“わせねでや”では
思わず涙を流しながら一緒にうたいました。
二次会(オフ会)には 指揮者の田中祐子さんが、参加していただいて大いに盛り上がった今年のツアーで、初めて震災にあたる3月11日に仙台、荒浜小学校で祈りを捧げることができました。青い空の下、静かな穏やか過ぎる海を見ると震災が?のように感じられてしまいますが、忘れてはいけないとの思いを強くいたしました。
(シニアマリオさん)
ミュージカル好きの私、ちょっぴり、、、いや、かなりミーハーな気持ちでワクワクしながら迎えたゲストの井上さんですが、「歌の力で人々を勇気づけたい」という強い思いを込めて歌い上げる真摯な姿に、とても感動しましたし、井上さんとのトークで炸裂した、田中マエストロの「体を張ったに等しいおもしろ体験談」では(仙台フィルを指揮した時、カルチャーウィンドウが思い切り空いてた!)会場のムードを良くして後半プログラムにつなげたいという、これまで出演された指揮者の中でも群を抜くサービス精神に脱帽しました。その通り、「展覧会の絵」はクライマックスに向けて最高潮に盛り上がり、会場のほとんどのお客様がスタンディングオベーションでステージに暖かい拍手を送っていました。
コンサートまでの数週間、仙台フィル団員の皆様へのインタビューで、被災した方々の生活ぶりや、7年経った今だからこそ抱える問題など生の声を聞かせていただいたことで、「震災後の復興はまだまだ終わっていない」改めてそう感じてコンサートに臨む気持ちが変わった気がしました。
音楽の力は人の心を動かせる、そう信じて仙台フィルのみなさんはこれからもずっと「本当の意味での復興」のためにコンサートを続けて行かれるのでしょう。
私もそんな仙台フィルへの応援を通じて、震災を忘れずにいきたいと思いました。
(にゃんごろーさん)
復興コンサート大盛況!!おめでとうございます。
最後はスタンディングオベーション、ブラヴォーブラヴォーでした!!
2階の方々もオールスタンディングでしたよ斎藤さん、見えてました?(もちろん)
ツアーも行きたかった名取閖上地区に連れていっていただき、どうもありがとうございました。
娘もいろいろと考えるところがあったようで、連れていってよかった、と思いました。
(柴犬ぱぴぃさん)
い以上、皆さんから頂いたご感想を、抜粋でご紹介しました。
昨年の8月から「企画会議」をスタート、本当に多くの方々からの熱のこもったご意見とともにみんなでつくってきた当コンサート、最後もみんなの声で締めくくることが出来て本当に幸せです。
仙台フィルの団員の皆さんは、コンサートの翌日の3月11日は、仙台、名取、岩沼の3ヶ所の慰霊祭に分かれて参加し、献奏を行いました。
彼らの「心の復興のための活動」は、まだまだ続きます。
おそらくはこの週末も東北のどこかで、仙台フィルを始めとする東北の音楽家が「復興コンサート」を開催されているのでしょう。
毎日1分で結構です。
被災地に想いを馳せてください。
そして復興のために奔走する音楽家のことを考えてください。
それが彼らにとってどれだけ大きなパワーになることか!
今年の「みんなでつくる復興コンサート2018」での感動的な熱演が、その証です。
またお逢いしましょう!
2018年3月16日
「みんなでつくる復興コンサート2018」プロデューサー
OTTAVAゼネラルマネージャー 斎藤 茂